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2008年6月28日
「eco japan cup、ベンチャーオープン受賞者たちのいま ―日本発、エコビジネスが世界に羽ばたく!―」
(環境ビジネス8月号)
2007年大賞受賞「海洋温度差発電(OTEC)」ゼネシス

(記事一部抜粋)
「阪神・淡路大震災直後の瓦礫の山のなかで、わが社の社員と家族が1人残らず無事だったことへの感謝の気持ち、そして被災したお年寄りを助ける若者たちの姿が私を『環境ビジネス』へと駆り立てたのです」と語るゼネシスの代表取締役社長 里見公直氏は「事業を通じて社会に貢献したい」という大いなる決意とともに海洋温度差発電(OTEC)の実用化に着手した。
従来のシステムではエネルギー変換効率が上がらず、OTECは実用化が難しいとされていた。しかし、前佐賀大学学長 上原春男氏が開発した効率の高い「ウエハラサイクル」により、建設コストも低く抑えられ、CO2排出のきわめて少ない究極のクリーンエネルギーを創出できるという。
「eco japan cupは新しい技術や中・長期的視点に対し、暖かい眼差しで見てくれる。もちろん、実用可能性という現実を直視していないわけではない。しかし、非常に頭の柔らかい方々が審査員であったから、大賞をいただけたのでしょう」と里見氏は大賞受賞の喜びを語る。
同社のOTECは15℃の温度差で電気が、5℃の温度差で大量の淡水が得られる。温度差があれば熱源・温度帯は問わないため、工場等からの排熱利用も可能だ。「捨てるから排熱、上手に使えばお宝」と里見氏は強調する。
排熱を利用して発電するとともに海水の淡水化も行える排熱温度差発電システム(DTEC)のプラントが千葉県袖ヶ浦市の製油所で稼動している(同製油所では発電のみ)。昨年5月にはクウェート国営石油会社(KNPC)と同システムの建設に関する覚書を交わしている。現在では、海外の政府系巨大企業をはじめ、国内外からの問い合わせが相次いでいるという。
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