2008年5月24日土曜日に神戸で開幕した、地球温暖化対策などを主な議題とした「主要国(G8)環境相会合」。その開幕に合わせて企画された神戸新聞の環境特集「今わたしたちにできること」コーナーにおいて、弊社の技術・活動が紹介されました。
(記事一部抜粋)
海水の温度差や、工場などの排熱を利用する「温度差エネルギー」が最近、注目されている。明石市に本社を置く「株式会社ゼネシス」は、その温度差エネルギーの開発・商用化の分野で、世界有数の企業だ。
同社が取り組んでいるのが、海洋温度差発電(OTEC)。海洋の温かい表層水と、冷たい深層水の温度差を熱エネルギーとして利用し、電気エネルギーに変換する発電方法で、CO2をほとんど排出しないなど環境への負荷が少ない。2007年11月には佐賀県伊万里市に研究開発センターと工場を建設し、OTECの実現に向け活動している。
また、同社では発電のために取水した多量の海洋深層水を利用して、海水を淡水化、飲料水を生産したり、深層水の豊富な栄養分を海の表層に流すことで豊かな漁場をつくったりするなど、二次的な利用の開発にも取り組んでいる。
一方、熱源として工場などの排熱を利用する「排熱温度差発電(DTEC)」の技術も開発しており、こちらの方が商用化が近いという。DTECは、発電所や製油所などのプラントの冷却過程で大量に排出される熱エネルギーを、OTECと同様の技術を使って電気エネルギーに変換したり、淡水化に利用したりするものだ。実際に中東のクウェートやカタールで製油所・発電所の排熱を利用して発電や淡水化を行なうプロジェクトが進行しており、実現を間近に控えているという。原油高で潤う一方、水不足に悩む中東各国で、従来捨てていただけの排熱から電気や真水が得られる同社の技術が注目を浴びている。
ゼネシス専務取締役の實原定幸氏は「2007年頃から、温度差発電への関心が一気に高まった。まずはDTECで実績を積み、その後OTECを実現していきたい。」と話している。



